JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

LM3886アンプ(その1)

書斎ではUSBオーディオを自作アンプで鳴らすサウンドシステムにしています。これまでいろいろな真空管半導体アンプを作ってきました。真空管アンプはなるべく小型のにしていて、今までKT88のシングルをしばらく鳴らしていましたが、だんだん飽きてきたので、久々に半導体に戻ろうかと思いました。半導体の方はディスクリートで構成されたDCアンプやD級を何度も作り変えてきました。
次は何にしようかとぼんやり考えていたら、ふとパワーアンプICを試してみたくなりました。12V単電源で動くカーオーディオ用のICは何度か試したことがあるのですが、電源電圧の制限があるのでNG。両電源で使えるハイパワーの石がないかなと探していたら、ありました、LM3886というIC。ちょっと調べてみるとかなり有名らしくいろんなキットやモジュールが出ていますし、音がいいようです。いままでハイパワーオーディオICのことは全く知らなかったので新鮮な気分です^^;
秋月で普通に売っていたので早速入手しました。aitendoでLM3886のキットや基板があるというので、基板だけaitendoからで入手し早速組み立てました。

回路はデータシートに載っているごく基本形です。ACカップリング入力になってますが、まずはこの状態でしばらく聞いてみることにしました。入力Cは積層フィルムの2.2uFです。
これまでD級アンプが入っていた筐体に、中身を入れ替えて見ました(サブシャーシが穴だらけなのは何度も入れ替えているため)。余ったスペースにはDCサーボやそれようの電源回路を入れる予定です。ちなみに電源は別筐体になっていて±24Vを使っています。

ざっくり鳴らしてみたところ悪くないです(半導体らしい高忠実度な音質)。ポップ音もまったくなく、位相補正の必要はなさそう。時間ができたらスナバ回路を付けたり、DC化して見る予定です。どういうふうに変わるか楽しみです。