JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

LM3886アンプにハイレゾDACを実装してみる

かなり長期間ブログをほったらかしにしておりました。ネタがないわけではないのですが億劫なだけでした。ようやく更新してみるネタができたようなので書いてみました(汗)。

書斎のPCのサウンドを再生するアンプには自作真空管アンプや自作半導体を使っております。今は2年前に作ったLM3886を組み込んだシンプルなアンプをしばらく使っておりました。製作記事はココです。LM3886は非常に使いやすくてよいアンプの石なので気に入っております。DCサーボを組み込んで完全DC化をやってみるつもりでしたが、これは次回にしておきます。今回は比較的入手しやすいDACハイレゾオーディオを実現して見ようとやってみました。どうやらラズパイにDACをI2S接続してハイレゾPCオーディオが簡単に再生することが流行っているようで、これも時間のネタにしておきます。
せっかくなのでUSB→I2S変換を経由する回路にしてみました。

USBアダプタDACにPCM2706を使いPCM5102AへI2S接続してアナログ出力するというシンプルな構成です。外付け部品がずいぶんと少なく済んでいます。USBのバスパワーだけでは足りなさそうなので外部電源で動作する仕様としました。PCM5102Aは32bit, 384kHzのDACでしかも単電源でもパスコンなしにアナログ信号を出力してしまうというなかなか便利(チャージポンプ回路で負電源をIC内で生成)なので、アンプの方にもパスコンなしでダイレクトに接続してしまいました。おかげで音質は非常にクリアでFBです。LM3886アンプに組み込むとこちらです。

電源は別筐体になっております。±24Vの電源を使っているので、DAC基板に積んでいる3端子LDOの入力電源最大電圧が20Vしかないのに気が付き、急遽9Vの3端子レギュレータを実装しました。音が良くなっただけでなく、アンプにUSBケーブルを繋げるだけでよいのでずいぶんシンプルになりました。
DAC部の回路図はココを参考にさせていただきました。VY TKS。