JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

Raspberry Pi 3を動かす

いまさらながらRaspberry Piを入手してみました。実は以前Raspberry Pi 1(modelA)を持っていたのですが、使い道が分からずすぐに手放してしまったのでした。最新の3はWiFiBluetoothが内蔵されているということで少し食指が動かされました。先日秋葉原に行ったときにマルツで買ってきました。
しかし、こんな小さいボードでちょっと昔のワークステーション以上のスペックなのですから、TK-80やPC-8001でコンピュータを始めたオジサンには信じられない世界です(苦笑)。

RSコンポーネンツ版とelement14版があるのですが、中身は変わらないとのこと。若干安い後者を買いました。
Piで何をやりたいかというと測定器をシリアル制御し測定結果をロギングしたりその結果をクラウド上で管理したりとかです。Wifiが内蔵なので簡単にできそう。使う言語はもちろんPythonですよね。Linuxベースで動くからPythonでGPIOやシリアルを制御することができるでしょう。
まずはOSのインストールからLチカまでを備忘録代わりに書いておきます。

●OSのインストール
DD for WindowsというイメージをmicroSDメモリに書き込むツールを用意しておきます。メモリは16GBあれば余裕です。
OSはRaspbianにしました。以前持っていたRaspberryPi1はFedoraでした。いろいろ選べるようです。ココにイメージが落ちているのでダウンロードしておきます。zipを展開するとイメージファイルができるので、これを先のDDを使って書き込みます。

●起動
イメージを書き込んだmicroSDをPiに差し込んで、HDMIをモニタに接続。キーボードやマウスをUSBで繋いで、USB micro-Bを差し込むと電源が入ります(電源SWはなし)。最大2.5Aくらい流れるようなので大電流に対応したUSBケーブルと電源アダプタが必要になります。
Xの画面まで進むので、あとはメニューからPiの設定やWiFiの設定などを行います。その後、再起動するとそれらの設定が反映されます。
RAMが1GBしかないので、ブラウザを動かしたりするのはちょっとツライです。

●Lチカ
ピン配置はこちら。

GPIO21(40pin)を制御してLチカさせてみましょう。40pinと6pinのグランドを330Ωの抵抗を介してLEDに接続します。
ターミナルを起動させ、viなどのエディタで以下のスプクリトledblink.pyを作ります。

import RPi.GPIO as GPIO
import time
GPIO.setmode(GPIO.BOARD)
GPIO.setup(40, GPIO.OUT)
while True:
  GPIO.output(40, GPIO.HIGH)
  time.sleep(1)
  GPIO.output(40, GPIO.LOW)
  time.sleep(1)

これをシェルから起動

pi@raspberrypi:~ $ python ./ledblink.py


プログラム通り1秒間隔でLEDが点滅します。うーむ簡単過ぎる^^;
まずはDMMを制御してロギングするのを作ってみます。