JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

2008-01-01から1年間の記事一覧

OpAmp+バイポーラTr DCアンプ

初段をオペアンプにしたDCアンプの音を聞いたことがないので、「トランジスタ回路の実用設計」という本を参考にサクッと作ってみました。電圧増幅段はLF356というJFET入力の汎用アンプです。低ドリフトで電圧オフセットの端子も出ているので、調整時は何かと…

高周波アンプ用安定化電源

先日作ったFM放送用ブースターの電源を作ることにしました。実験用の安定化電源(菊水電子工業製)を常に繋げっぱなしでは具合が悪いし、電池駆動では電池交換が面倒なので、やはり順当にAC電源から電源を供給することにしました。電力は極少量、高周波…

FM放送バンド用高周波アンプ

当局のFM放送の受信環境は、テレビアンテナの引き込み線からFコネクタを介した75Ωの同軸でFMステレオチューナーと接続しています。テレビ用アンテナ(おそらくVHF用の八木ANTは東京タワーに向いている)で受信した信号なので、はっきり言って弱いで…

禁煙の方法

禁煙は技術です。 禁煙は方法があり、その方法が正しければ誰でも確実に禁煙することができます。 一番確実で簡単な(正しい)方法は、「ニコチンパッチ」です。当局もこれあっさりと禁煙することが可能でした。しかし、ニコチンパッチは一日で切れてしまう…

ランド基板の作り方

電子回路の実験や試作に便利なランド基板をご紹介します。基本的にはFCZ基板と同じです。ランドの大きさが少し大きいので、ランド一つあたり4,5点の部品を置くことができますし、自作なのでランド間隔などを好きにできます。SMD(チップ部品)に対応した…

シンコー電子

横浜石川町にある古い電子パーツ屋です。お年を召した女性お一人(確かお名前は渡辺さん)が切り盛りしており、サービス旺盛で、割と人気のあるお店です。年中無休、18:30閉店です。 品は一応一通り揃っており、昭和の雰囲気を残した感じで、棚の奥に古い部…

私のベスト小説

趣味欄に「読書」と書いてしまったので、最近はあまり読んでいませんが、読書に関する話題を書きます。守備範囲はとても広く、古典から現代小説、純文学からミステリやライトノベルまで何でも読みます。小説以外では哲学書から料理本まで(笑)。今まで読んだ…

高電圧リップルフィルター用トランジスタ

2SD799 2SD1162 2SC4546 2SD1409A 2SD1446 2SD798 2SD1162 2SD2141 2SD1909 2SC3425 2SC2752 2SC4212

キャパシタの表記

耐圧: 0 - - - - - 3.15V 3.5V 4V 5V 5V 6.3V 8V 1 10V 16V 18V 20V 25V 31.5V 35V 40V 45V 50V 63V 80V 2 100V 160V 180V 200V 250V 315V 350V 400V 450V 500V 630V 800V 容量: 0 1 2 3 4 5 10 10pF 100pF 1000pF (0.001μF) 10000pF (0.01μF) 100000pF (0…

E系列

E−12系列数値表 1 1.2 1.5 1.8 2.2 2.7 3.3 3.9 4.7 5.6 6.8 8.2 E−24系列数値表 1 1.1 1.2 1.3 1.5 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.7 3.0 3.3 3.6 3.9 4.3 4.7 5.1 5.6 6.2 6.8 7.5 8.2 9.1 E−96系列数値表 1.00 1.02 1.05 1.07 1.10 1.13 1.15 1.18 1.21 …

鈴商

ごく普通の秋葉原のパーツ屋。秋月電子、千石電商の並びにある。品揃えはまあまあで、高周波用のトランジスタも少しあります。チップ部品の揃えは比較的良い方だと思います。高耐圧のセラミックコンデンサが\50均一と、秋葉原一安いと思われます。店内は割と…

マルツパーツ館

「電子部品専門のコンビニ」というキャッチフレーズがなかなか的を射ているようで、お店の雰囲気は確かにコンビニっぽいです。ダンボール?製の小さな部品棚から部品を自分でつまみ取ってレジへ持って行くタイプのお店です。 安くもなく高くもないが、品揃え…

タクト

知る人ぞ知る真空管ショップです。ごく普通のワンルームマンションの一室を店舗にし、店主がサラリーマンかどうか分かりませんが、土日しか営業していません。しかも、毎週店を開いているわけではなく、前もって営業日をMJの広告で調べないと空振りに終わ…

相模電機

横浜石川町駅すぐそばの「エジソンタウン」にあるジャンク屋です。昔は新品のパーツ屋?だったらしく、それらしい半導体などが入っている部品棚がいくつか存在するものの、ほとんど整理されておらず、店主も棚の中身を把握していない様子です。値段の付け方…

Mouser Electronics

米国の電子パーツ屋。 本来は法人向けのパーツ卸売屋ですが、個人でも1個単位で注文を受けてくれる、大変貴重なお店です。 日本でもRSコンポーネンツを始め、個人でも相手にしてくれるところもありますが、Mouserは値段が桁違いに安いのです。PN2222Aなど汎…

BOI AudioWorks

海外の真空管専門ショップ。 日本人の担当の方がいらっしゃるので、日本での注文が可能です。また、Web上で「真空管Wiki」なども展開されていて、真空管に関するディープな話題もなかなか面白いです。 一度だけ通販を利用しました。ややマイナーな球ならば結…

Antique Electronic Supply

米国の真空管ショップです。(たぶん)世界で最も在庫が豊富な通販ショップで、駄球から高級古典級まで揃っています。 お値段は駄球になればなるほど激安で、6L6やEL34などの人気球は逆に高いくらいなので、駄球を買うならAESという方も多いのだと思います。…

クラシックコンポーネンツ

通称「クラコン」。 真空管ショップでは(たぶん)国内最大の店舗床面積を誇る秋葉原にある真空管専門店。在庫品揃えはかなり豊富で、普通に使われている受信管ならば大抵は揃いますが、お値段は決して安くない。12SL7が\2,000以上とか6AN8が\4,000と正直納…

全市全郡コンテスト2008

常置設置場所からのコンテスト参加はだんだんマンネリになってきましたが、特に移動する予定もなかったので(出不精)、とりあえず固定からの運用となりました。一応、7, 21, 50, 144, 430, 1200MHzのマルチバンドでの参加になりました。いつもは相互混変調…

管球式7MHz送信機

手持ちの6146で出力10Wを目標にTXを作ってみました。発振部は6DB6のVXO、ドライブは12BY7A、終段は6146のシングルで一般的なπマッチ、LPFは3段πフィルターとしています。下の回路図ではプレート電源を全球で共通になっていますが、トランス容量が足りなくな…

3段πフィルターの試作

7MHz用のLPFを試作しました。狙い通り第2次高調波抑圧が-55dBになりました。以前、2段πフィルターを作ったのですが、抑圧比-40dBとギリギリでしたので、安心のために3段にしたわけです。15MHz以上のアバレは、シグナルジェネレータの歪みのせいか、コイル…

6EJ7

元設計はテレビの中間周波増幅管だと思われますが、万能に使える高Gm5極管です。とにかく人気がないためか、1ドル以下で買えたりしますが、実は高性能な球です。 高Gmではありますが、Ipを30mA以上流さないと球のバラツキが目立ちますので、若干使いにくい…

小型送信ビーム管 6146

移動または固定無線局用に開発された小型送信管で、使いやすいこともありアマチュア無線用のトランシーバーにも多用されたようです。60MHzで80W(CW, ICAS)、175MHzで50W(CW, ICAS)の出力が取れ、無理をすればAB2級のAF電力増幅で100Wくらい取り出せます。オ…

パワービーム管 7C5

オーディオ用パワービーム管として有名な6V6のロクタル版。ヒータ電圧表示が7Vとなっているものの、実際は6.3Vで動きます。ロクタル管はソケットが特殊なためか(球よりもソケットの方が高価なことがある)、人気がなく、ほとんど捨て値で売られていること…

テレビ垂直偏向管 6CL6

テレビの垂直偏向用に開発されたMT9ピンのパワー5極管です。gm=11mS、Pmax=7.5Wと高感度、割と力持ちなので、12BY7Aと同様、アマチュア無線用送信機のドライバーや終段管、オーディオアンプの出力管に使用されていました。この球にはずいぶんと思い入れが…

6V6系

6L6よりはちょっと格が落ちるけど、この球もオーディオでよく使われたそうです。個人的に好きな球で、過去に6V6のプッシュプル、7C5のプッシュプル、6005のシングルを作ったことがありますが、どのアンプもシャキッとした現代的な音になってとても気に入って…

いまさらBCL

BCL

BCL=Broadcasting Listenです。特に海外の短波放送を聞く趣味を指します。現在と違って、海外の情報が得られにくかった大昔には、短波放送バンドが海外の有効な情報源だったらしく、また、異国雰囲気が手軽に味わえることもあって、大きなブームになりました…

6L6系

最もオーソドックスな現代パワービーム管の6L6系です。ご存じの通り、元祖はメタル管6L6ですが、その後ST管、オクタルGT管に発展し、様々なタイプが生まれました。最も使われているのは耐圧の高い6L6GCだと思います。現行でも作られている球です。ピン配列が…

直熱パワー3極管 2A3

WE300Bに次ぐ、最も有名な直熱3極出力管である2A3でございます。直熱管をいじるならばまずは2A3でしょう。初めての直熱管が2A3でした。藤本氏の回路を参考にEF86-12BH7A-2A3のシングルを作りましたがハムが退治できず、シャーシから作り直して、上の写真に…