JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

パワービーム管 7C5

オーディオ用パワービーム管として有名な6V6のロクタル版。ヒータ電圧表示が7Vとなっているものの、実際は6.3Vで動きます。ロクタル管はソケットが特殊なためか(球よりもソケットの方が高価なことがある)、人気がなく、ほとんど捨て値で売られていることが多い実にかわいそうな球です。シルバニア製がよく出回っているようです。うっすらとカーボンスートがかかっていて、独特の雰囲気を醸し出しています。

7C5をAB1級のプッシュプルアンプは、パソコンの横に置いて毎日聞いているお気に入りのアンプの一つです。全てロクタル管で構成し、初段は7F7のSRPP、PK分割にも7F7にしています。7F7も500円くらいで入手可能な球です。7F7は6SL7のロクタル版ですから、使いやすい3極管です。ところが、6SN7のロクタル版である7N7はなぜか高価です。あまり製造されなかったためか在庫が少ないようです。なお、このアンプは電源部を別シャーシにしています。

直接関係ないですが、シルバニア製の緑色の刻印はとても消えやすいので困りものです。球を抜き差し時にうっかり刻印部分を触ってしまうと刻印がすっかり無くなってしまいます。