JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

小型送信ビーム管 6146

移動または固定無線局用に開発された小型送信管で、使いやすいこともありアマチュア無線用のトランシーバーにも多用されたようです。60MHzで80W(CW, ICAS)、175MHzで50W(CW, ICAS)の出力が取れ、無理をすればAB2級のAF電力増幅で100Wくらい取り出せます。オクタルピン、ダークヒーターが採用され、感度も高いことから、オーディオアンプにも使いやすい球です。6

市場には相当数出回っているようなので入手しやすいですが、それほど安くありません。普通に使うのならば、低コスト版と思われるGE製の6146Wの方がずっと安く入手できると思います。

日本ではこの6146の互換品2B46が数多く製造されたらしいです。この他に、ファミリーとして、6883, 7212, 7357, 6159, 8558, 7358, 7607, 8032, 8289, 8298, 6293/2B46P(パルス版)があるそうです。また、廉価版として松下からS2001が出て、多くの小型トランシーバーのファイナルに採用されました。

上の写真はバラックシャーシで組んだ6146Bのファイナル部です。12BY7Aでドライブし、B+450Vで30W強の7MHz CW出力が取り出せています。