2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧
自作測定器で最も役に立っているのが、本機hFEメーターです。hFEはバイポーラトランジスタの重要パラメータの一つ、直流増幅率ですが、単純にベースに電流を入れてコレクタ〜エミッタ間に流れる電流値を計ればよいので、ベースに高抵抗を介して簡易的に測る…
ARRLをご存じでしょうか。“American Radio Relay League”つまり、アメリカのアマチュア無線協会のことですが、“The national association of amateur radio”と謳っているので、世界アマチュア無線協会と言うべきでしょうか。当局も会員の一人です。なぜARRL…
最近めっきり入手しにくくなったワンチップデュアルトランジスタを少しずつ集めています。 先日、某パーツ屋でソニー製の2SK228なる石を入手しました。2SK240や2SJ73のようにペア選別されたTO-92タイプの石を一つのメタルカンの中に入れたデュアルJFETですが…
電源はこれまで何台も作っていますが、DCアンプをやり始めてからはディスクリートでレギュレーター式の安定化電源を別筐体にて作っています。今回は余っていた東栄の30V 2Aの電源トランスを活かすかたちで、±〜22Vの正負安定化電源を作りました。PCの横で…
先日の高周波PAに引き続き、励振段を実装しました。PA部のFETのゲート電極を励振するには20dBくらいの利得が欲しいものです。しかし今回の目的では、パワーよりは広帯域を狙いたいので、JFETのGG(ゲート接地)にしました。ゲート(またはベース)接地アン…
最近HFハイバンドの調子がよくなってきました。21MHz帯はいつも混み合っている7MHzと違い、少し落ち着いた感じでQSOが楽しめます。しかし、伝搬状態の変化が激しいのが難です。 前回のPLLシンセサイザーがすこぶるうまく行ったので、調子に乗ってこのPLLの後…
先日お見せしたVHF帯PLLシンセサイザーですが、以下の点を改良しました。 VCO出力アンプを50MHz同調負荷から伝送線路トランス負荷にしました。これで周波数が広帯域になります。 VCOのLC発振回路のLをトロイダルコアからFCZコイルとし、バリLにしました。…
日中、時間があったのでジャンク箱に眠っていたLM3915というICを使って、LEDで光らせるレベルメーターを作ってみました。このICの中身は、LED駆動回路とコンパレータですから、DC成分も検知できます。外付け部品をほとんど必要とせず、一つの目盛りが3dBス…
しばらく低周波ばかりやっていたのですが、久々に高周波ネタです。高周波を作り出す発振器の回路には、LC共振回路と水晶振動子回路があります。前者は周波数を広く可変できるという長所がありますが、温度などの環境に対して不安定です。後者は全く逆で発振…
2009年、一発目のコンテストとして、関東UHFコンテストに参加しました。その名の通り、関東1エリアの固定/移動局、430MHz以上の周波数で競われるコンテストです。このバンドの性質上、高いところで運用した方が有利なのは間違いありません。そこで、運用場…
元大学教授が良く採用している“完全対称回路”で遊んでみました。JFET差動→BJT差動→準コンプリ(上下ともNPN)という真空管のOTL回路にも似た回路です。なぜこの回路が優れているのかイマイチよくわかりませんが、ともかく音を聞いてみたいのと、某ショップか…
前回、少しご紹介しましたが、“とにかく低コスト”なDCアンプを作って遊んでいます。今回は回路を少し改めまして、初段をFETのコンプリ差動の対称回路にしました。これも黒田先生の回路を参考にパワーアンプへ発展させました。半導体はなるべく汎用品をつか…
本日、夜にEスポ*1が出現したようで、ちょっと聞いてみると7MHzがずいぶんと賑やかでした。Eスポ独特の、遠くてもガツーンという感じでFBに入感していました。真冬の夜だってのに珍しいです。21MHzも調子が良かったのだろうか。そろそろそんな季節なのか…
これも前回ご紹介しましたが、今回やっとケースに入れて音を出す段階に来ました。初段から終段まで全てバイポーラトランジスタで作ってみたDCアンプです。黒田氏の「実験で学ぶトランジスタ・アンプの設計」を参考に作ってみました。と、言っても、初段差…
前回、オペアンプを電圧増幅段にした終段バイポーラTrのコンパクトDCアンプを作りましたが、今一歩の出来だったので、バラそうと思ったのですが、悪あがきのつもりで終段をパワーMOS FETに改造してみました。オーディオ用MOSと言えば、定番中の定番とも言…