JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

管球式7MHz送信機

手持ちの6146で出力10Wを目標にTXを作ってみました。発振部は6DB6のVXO、ドライブは12BY7A、終段は6146のシングルで一般的なπマッチ、LPFは3段πフィルターとしています。下の回路図ではプレート電源を全球で共通になっていますが、トランス容量が足りなくなってしまったので、6146のみ別筐体(変調器)から420V給電にしております。実測約15Wの出力が得られました。

終段は小さめなアルミケースを2段重ねにして、シールドしていますが、終段部の回路が思ったよりも込み入ったものになってしまったので、ずいぶん窮屈になってしまいました。どうも、12BY7Aのドライブが弱いようで、6146のグリッド電流があまり流れません。純C級で動かすとプレート電流があまり流れてくれません。どうもプレート電圧の配分が悪いようです。


コイルは全てトロイダルコアを使って手巻きです。コイルを巻くのは楽しい作業です。LPFは2次高調波を-40dB以下抑圧することができています。

キーダウンはMOS-FETでリレーを駆動して、リレーで12BY7AのカソードをON/OFFしています。キークリックの対処を全くしていません。