JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

OpAmp+バイポーラTr DCアンプ

初段をオペアンプにしたDCアンプの音を聞いたことがないので、「トランジスタ回路の実用設計」という本を参考にサクッと作ってみました。電圧増幅段はLF356というJFET入力の汎用アンプです。低ドリフトで電圧オフセットの端子も出ているので、調整時は何かと便利そうです。

ドライブ段はC4793/A1837、終段はTO-3を使ってみたかったので、2N3055/MJ2955です。ペア選別なしでとりあえず動かしてみました。電源電圧±25V、アイドリング電流0.5〜1Aです。オペアンプの出力に電圧ブースターを付けると発振しやすいので、電圧ブースター内でNFBを掛けるマイナループでゲインを落としました。オペアンプの利得は26dB、電圧ブースターの利得は2.5倍としました。コレクタの電流制限抵抗の値を小さくしながら様子を見ます。とにかく、あまり考えずにエイヤッで作っています。15〜20Wくらいの規模になりそうです。

オペアンプのオフセットVRだけで中点電位が定まりました。実に安定です。2N3055/MJ2955の発熱が尋常じゃないんで、少し電流を落として、1時間くらい動かしましたが、特に異常なしで割と良い感じのアンプになりました。

まだ音楽は聴いていません。ステレオ構成にしてじっくりと聞きたいと思います。