JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

OpAmp+バイポーラTr DCアンプ その2

お手軽工作をやりました。ステレオ構成にして、ケースに詰めてみました。問題は電源ですが、とりあえず15V2Aのスイッチング電源を2つ使いました。電源トランス+安定化電源の構成だと約3倍の体積を必要とします。いかにスイッチング電源が効率と小型化に貢献しているか分かりました(苦笑)。VRには贅沢にも東京光音電波製の導電ポリマータイプのものを使いました。摺動音が全くなく音質も良いもので、当局が大好きな部品の一つです。他の部品は全てジャンクのものです。

終段はMouserから大量に購入した2N3055/MJ2955(それぞれ@180/@200)にしました。試作段階で2SC5200/2SA1943(@220/@220)や2SD2012/2SB1375、2SA1301/2SC3280、2SB863/2SD1148などの組み合わせもやってみましたが、2N3055の方が良い結果です。ヒートシンクはケース内に入らないので、ケースの上に載せる格好になりますが、とりあえずむき出し状態で放熱状態を確かめながら、しばらく音楽を聴いてみます。

左右で基板が違うのは予算のせいです。ドライブ基板はもう一枚作る予定なのでその時にガラエポに統一します。

周波数特性を測ってみました。負荷抵抗8Ω、5W出力、アイドリング電流0.5A時(動作点AB級)のデータです。

特性はあまりよくありませんね。初段のオペアンプが足を引っ張っていると思われます。残留ノイズもすこしあります。オシロで方形波応答の波形を見るとすこしリンギングがあり、位相補正をすべきですが後回しです。音をじっくりと聞いてみて考えます。