JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

6V6系

6L6よりはちょっと格が落ちるけど、この球もオーディオでよく使われたそうです。

個人的に好きな球で、過去に6V6のプッシュプル、7C5のプッシュプル、6005のシングルを作ったことがありますが、どのアンプもシャキッとした現代的な音になってとても気に入っています。特に7C5のプッシュプルはパソコンからの音をスピーカーで聞くための小型アンプに使っており、毎日聞いております。この球はあまり人気がないようで、お値段は確かに6L6GCよりは少し安いようです。

この球はあまりパワーが出ないので、3極管やULにするとNFBが掛けられずロクなことになりません。ダンピングが低くても我慢してビーム管接続に限ります。初段でゲインを高めにして(直結2段構成)、NFBをやや深めにするというのが常套のようです。ヘタをすれば高域発振と超低域発振に悩まされますので、注意が必要です。スタガ比とか妙なことは考えず、とにかく電源インピーダンスを下げて、各段に容赦なくパスコンをぶち込み、配線はなるべく短く、電圧段は直結が必須ということになります。