JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

北海道移動

北海道移動というと大げさですが、4/30〜5/2と短期間ながら実家へ帰省していたので、そのついでに運用していました。運用場所は実家(北広島市)と車で20分くらいで行ける夕張郡長沼町と江別市でした。
condx不良で通常の電離層伝搬があまり使い物にならず、QRVのタイミングが悪いせいで、使えたのは一瞬出没した本土向けのEsやハイバンドのF層反射くらいでした。
さらに使用していたアンテナ(5mの釣り竿ワイヤ)とFT-857とAH-4の組み合わせで、重大な不具合を起こしてしまい、途中で交信が途切れてしまった局もいたと思います。大変失礼しました。移動場所、ワイヤの長さやカウンタポイズの位置や長さなどを変えても全く効果なく、症状は10と18MHzのみで発現し、20W以上パワーを出すと、キーイング時にサイドトーンは聞こえるながらもリレーが送信状態にならないという不思議な現象です。ATUが故障なのかなと調査中ですが・・・。
この不具合になる寸前では送信がとぎれとぎれになったようです(ワッチした方のレポートによると)。7や14MHz等では特に問題がありませんでした。ワイヤ長が1/2λの整数倍で給電点がハイインピーダンスの状態であったり、グラウンドが不完全でループしてるとそもそもSWRが不安定(チューニング時はSWRが低いのだが、送信するとSWRが跳ね上がるなど)になるか、筐体に高電圧がかかるなどの症状を見せるのですが、今回の不具合ではそのような挙動を見せませんでした。腑に落ちない点が多いので、後で詳しく調べてみます。
それと、夜に近所の方と144/430MHz FMでラグチューを楽しみました。実はこれ、割りと楽しみしているのです。
と、そんな調子だったので、約500QSOにとどまりました。交信いただいた各局QSOありがとうございました。

東京コンテスト参加

毎年恒例の東京コンテストに参加しました。天気が良いので去年と同じく高台からの移動運用での参加です。最近出版された、「アマチュア無線 コンテスト・オペレーション・ガイド」という書籍に少し執筆したということもあり、やや緊張気味の参加でありました^^;
いつもは電信マルチや電信シングルバンドでの参加なのですが、そろそろ電信オンリーも飽きてきたので、都外無差別級部門(電信電話マルチ)に挑戦してみました。東京・関東支部主催のロカコンの電信部門は毎年、異常にハイレベルなので、電信電話の方が参加者がやや緩いような気もします。いつものように20Ahのバッテリーで5〜20W、ダイポールで運用しました。
結果はQSO数の推移だけですが(スコアはナイショ)、

とまずまずのQSO数。しかし・・・
◯ハイライト

  • 天気はまずます。寒くもなく暑くもなく過ごしやすかったです。移動運用しやすい9〜15時という開催時間帯もベストだと思います。
  • 普段はめったにやらない電話をメインに出てみました。勝手がよくわからないのですが、そこそこ呼ばれて、初QSOの方も多く新鮮でした。
  • まずまずのEsが出たようです。東斜面のロケとアンテナがプア(全てダイポール)なのでEsの恩恵はあまり受けられませんでした。
  • QSO数はそこそこ出来たと思います。50MHzに傾きすぎた感(134QSO)がありますが。

◯ローライト

  • 予想以上に局数が少ない印象です。50MHz SSBでスタートダッシュかます予定だったのですが、GWまっただ中なので仕方ない・・・
  • Esで聞こえる遠距離のCQに応えようと呼びまわるがロケ悪とパワー不足と予想以上に時間がかかってしまう。従ってCQ Running中心。呼ばれるのは近場ばかり。マルチが増えません。
  • Esが開いているのに、TK TESTに参加している人自体が少ない模様。これは仕方ない。
  • 144MHzをずいぶん疎かにしてしまい、最後の40分でマルチ挽回のため呼び周りしたけど完全に時間切れ。時間配分をミスした模様。
  • 12V→100VACのインバーター(150W)を介してノートPC用の電源ACアダプタを接続したところ、PCに電源が供給されない。容量不足というわけでもないので原因不明。液晶のバックライトを最低輝度にして内蔵バッテリーをなんとか6時間持たせました(一応予備のバッテリーあったけど)。
  • 144MHzのモビホを建てる基台から伸びている同軸ケーブルのコネクタのシース部分(ネジで外れるようになっている)が行方不明に。一瞬諦めたけど、ワイヤアンテナの一部をちぎって、強引にアース側を筐体のアースと接続して対応。こんなのでも一応反射波はまったくなく問題なく運用出来ました^^;

今回もいろいとトラブルありましたが、6時間なんとか無事に完走。しかし、電信電話マルチになるととにかく時間がなさすぎますね。去年と違ってEsが出たのでハイレベルな展開になりそうで、入賞が厳しいスコアとなりました。
各局QSOありがとうございました。