JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

SSBジェネレータの製作 その1

以前、50MHz受信機のIF増幅段50MHz送信機 可変周波数発振器を設計・製作しましたが、このままの設計ではAM/FMモードになってしまい、せっかく作ってQRVしても交信相手がいないという結果になりそうなので(苦笑)、やはりSSBモードでトランシーブ操作可能な設計に変更しました。キャリア・中間周波を14.318MHz、局発を36MHzにしています。この前の関ハムで14.318MHzの水晶を大量に入手したので、SSB波を作るためのクリスタルフィルタも実装できそうです。

DSB波の生成は、教科書通りのDBMを使いました。安価で入手が容易なTA7358を使ってコイル負荷の高周波増幅付きで作ってみたものの(上の写真右)、変調信号とキャリアレベルを相当大きくしないとDSB波が出てきませんでした。入手が少し難しいですが、定番DBM ICのMC1496を使ってみたところ(上の写真左)、増幅段なしでも綺麗なDSB波が出てきました。ICのせいなのか、実装法が悪いのか不明ですが、キャリア周波数が50MHz以上になるとかなり歪んでしまいますが、14MHzではちゃんと動くようです。MC1496は有名なDBMなのですが、外付け部品がやたらと多いのが難点でしょうか。同機能のNE612も入手したので、これでも作ってみます。

この後、クリスタルフィルタでUSB波にして36MHzの局発と混合した後、励振・終段増幅、LPFで送信部を構成します。まだまだ先は長そうですが、コツコツと作ってみようかと思います。