JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

高周波パワートランジスタ

現在製作中の50MHzSSBトランシーバーの終段をどうするか、まだ未設計なのです。スイッチングパワーMOS FETを使うということを考えていたのですが、Cissの小さいIRF510のプッシュプルで実験してみても、50MHzだとパワーゲインがかなり低く、電源電圧12Vでのリニア動作では、おそらく一桁台の効率しかありません。電源電圧を40Vくらいに上げるという手も考えましたが、放熱のことで無駄に悩みそうだし、バッテリ移動運用を諦めなければなりません。
VHFでもパワーゲインのある高周波パワーバイポーラトランジスタとして、自作派に有名なのが三菱の2SC1970や1972あたりです。しかし、Vceoが17Vと結構低いので、ちょっと油断すると簡単に壊れます。過去に1972を4個ほど飛ばしてしまい、二度とバイポーラは使いたくないと思っているのですが、他によいものがありません。
2SC1970はまだ入手が簡単ですが、1972はかなり高価です。今年のハムフェアで@500で入手してきた1972が1本だけあり、本当に虎の子となってしまいました(苦笑)。
下の画像は現在手持ちのV/UHFのパワーRFトランジスタです。何を使うか迷います。出力をあまり欲張らずに0.5〜1Wあたりにして軽く動作させる設計にしようかと思います。