JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

MJE2955/3055パワーアンプ

6万ページビュー突破、ありがとうございます。ユニークアクセスも1万を超えたようです。これからもよろしくお願いします。


前回ご紹介したとおり、安価な海外汎用トランジスタで作ったDCアンプをケースに入れてやっと完成させました。というのも、ここ数週間、慢性中耳炎を患ってしまい、右耳の聞こえがすこぶる悪くなったため満足にオーディオを楽しむことができなくなり、しばらく作る気力も失っていたのですが、今日になってようやく聴力が戻り、工作に精が出てしまいました。出力段は1ヶ40円程度のMJE2955/MJE3055ですが、音は悪くありません。全高調波歪率を計るものの測定限界以下(おそらく0.01%以下)で調子がよいです。入力段と電圧増幅段にはMPSA56/MPSA06という、これまた1ヶ2円程度の石なのですが、ベース拡がり抵抗が低いようで、割と低雑音です(一応実測しましたが当局所有のノイズメーターで測定限界以下のノイズ電圧)。100pFプロピレンコンデンサで割と深めに位相補償をかけています。高域に少しでもピークがあると聞き疲れてしまうためです。この辺は個人の好みが出て、試行錯誤するもの楽しいものですね。
左奥の小さい基板は遅延リレー回路で、電源オン時のポップ音がスピーカーから出ないようにするためです。電源オン約3秒後にスピーカーが接続されるようにしました。

出力段のMJE2955とMJE3055を大量に買いました。おそらく一生分の在庫でしょうか(笑)。