JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

オール神奈川コンテスト参加

先日6/2(土)、オール神奈川コンテストに参加しました。一応地元のロカコンなので割と真剣に参加しているコンテストで、4年連続の入賞を目指して今年も伊勢原市に移動しての運用となりました(去年は某クラブのマルチマルチOP要員として参加、そのクラブは優勝しました)。今回は一人ではなく、地元のハムクラブのメンバーと合同で参加しました。

以前の記事でも書きましたが、今年から大幅にルールが変わってしまったので、やや不安なところがありました。

  1. 開催時間が2つに分割(昼のHFハイバンド/50/1200/2400MHzとHFローバンド/144/430MHz)し、電波伝播的には有利な方向、バンドあたりの参加人数も増える→アクティビティ向上で面白くなる
  2. オールバンド組が参加しにくくなる。土曜の昼間という微妙な時間はどうか?
  3. 1.9/3.5/7MHzを一括りにされてしまって、モノバンドで頑張ってきた人の参加意欲が削がれる。14/21/28MHzおよび1200/2400MHzも同様。
  4. 夜の部は他のローカルコンテストと重なっているので混乱しないか?

などを考えつつ、朝の7時に現地に到着、いそいそと設営し朝の9時頃から試験的(?)に電波を出し始めました。Esも出ることなくぼんやりとしたcondx。滅多にQRVしない50MHz SSBに出てパイルを浴びながらコンテストの準備を進めました。

アンテナは、7/10/14/18/21/28MHzのフルサイズギボシダイポール(給電点高6m)、3.5〜28MHz釣竿ATUアンテナ(10m長)、50MHz 2エレHB9CV、144MHz 10エレ八木、430MHz スイスクワッドスタック、1200MHz GPを用意しました。関東平野を見渡せる、標高約400mのロケなので小さいアンテナでも十分です。

15:00に昼の部スタート。50MHzCWで参加します。開始1時間はそこそこ呼ばれますが、あとは割と暇でした。Esも出ることなく7エリアすら呼ばれることなく終了(コンテストではない移動運用では結構呼ばれましたが)。それでも90局近くできました。去年の成績と比較するとぶっちぎりの優勝なのですが、今年からルールが変わったので順位が全く読めません。

10mのグラスロッドでオールバンドATUアンテナを建てました。山の斜面というロケなのでダイポールでは飛びにくい感じがしたので、保険として垂直アンテナも建ててみたのです。14MHz〜28MHzのハイバンドでCQを出すとそこそこ呼ばれました。夜に7/3.5Mhzにも出ましたがこれも案外良い感じです(25Wで運用しました)。1.9MHzはエレメント長不足でQRVできずでした。

夜の部は144MHzCWに参加。以前同じ場所から144MHz電信電話で2位になった経験がありますが、もう電話に出るのが鬱陶しくなったのでCWのみです(^^; 50MHzと同様開始早々たくさん呼ばれますが、30分後には暇になり、最後の1時間はほとんど空CWでした。CWのみだと仕方ないですね。約80QSOで終了です。

このルール改変で気がついたことです。ほぼ予想通りでした。

  1. 時間帯が分断されたので、各バンドあたりの参加人数が増えた感じ。去年よりも2〜3倍くらいできた。
  2. おそらく1200/2400MHzが低調だったのでは?HFハイバンドも低調だった模様(condxが悪かった)。
  3. 宮崎と北海道のコンテストと同時開催でしたが混乱することはなかった(CQばかりだったので気が付かないだけかもしれませんが)。
  4. 移動局の負担はそれほど変わらず。
  5. 今回のように大人数で参加した場合、参加者に対して運用バンドが足りなくなるという事態に陥る。

やはり1.9/3.5/7MHzをまとめるのはどうかと思いました。

ログのソープボックスに要望として、

  1. モノバンドのカテゴリーを復活。1.9/3.5/7MHzなどにまとめないでほしい。
  2. 時間帯。分断せずに移動運用しやすい時間帯にしてほしい。15:00〜21:00など。
  3. 開催時間を長くするかわりに、神奈川県外局同士の交信も有効にする(点数面で差別化)。少なくとも1局は神奈川県局との交信を義務付ける。14MHzなんて誰もいませんでしたから。
  4. 呼び出し方法を「CQ KN TEST」に統一。規約によると神奈川県内局は「CQ TEST」、県外局は「CQ KN TEST」ですが、MZやISBの他のロカコンと混在するので混乱を招く可能性がある。素直に県内局は「CQ KN TEST」、県外局は「CQ KNX TEST」などにすれば良い。

と書くつもりです。

今年もたくさんのコールありがとうございました。結果がたのしみです。一緒に運用したOM各局、ありがとうございました。