JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

富士山五合目で特別局運用

先日の日曜日(8/9)に須走口富士山五合目(駿東郡小山町)で移動運用してきました。富士吉田市の特別局8N1Fの運用要請があったのでせっかくなのでお隣の駿東郡からV/UHF中心を運用してみました。

若い頃に会社の登山クラブの連中と一緒に富士登山を毎年行っていました。合計7, 8回ほど富士山へ登頂し一時期は割と登山にハマッていました(丹沢の幾つかの山にも登りました)。当時は無線をやっていなかったのですが、須走口の駐車場にアンテナを建てている移動局を横目で見ていたのを覚えています。確か8月の初旬だったのでおそらくフィールドデーでしょう。今一度山頂まで登ってみたいと思うのですが、その前に体重を落とさないと・・・(大汗)

そんな昔のことを思い出しながら今回は体力を一切使う必要がない行程で須走口五合目まで電車と登山バスを使って行きました(苦笑)。世界遺産になってから夏場のマイカー規制がかなり厳しくなっており、それでも登山客は非常に多かったようです。この日の五合目の天候は日差しが照っているときは暑かったのですが、雲の中に入り濃い霧が立ち込めるとヒンヤリして、平均するとかなり涼しく運用できました。

一般車用の駐車場が締め切られていたので立ち入らず、山小屋のすぐそばのベンチを陣取り、移動シャックを構築しました。50MHzのアンテナはポケットダイポール(地上高約1.5m)、144/430MHzは1.5m長のモービルホイップ(地上高約1m)、1200MHzはハンディ機、バッテリーは12V 20AhのLIBです。10時ごろに運用を開始し、2.5WのQRPでもすぐさまパイルアップの火柱が立ちました。

運用中、ちょうど富士山山頂へ移動運用していたJI4EAWさんの信号が聞こえました。直線距離で2kmほどの距離なのですが、山陰になっているのか信号が強くなく、コールしてもパイルアップを抜くことができませんでした。

50〜1200MHzの全モード満遍なく運用したかったのですが、さすがに時間が足りなくなり、50MHz中心となってしまいました。というのもクラスターにスポットされるとパイルアップがすさまじくなり、特に50MHzのSSBと430MHzのFMは100QSO以上CQが途切れず、ふだんCWばかりな当局はすぐにくたびれてしまいました。50MHzではCWだけでなくAM、FMにもオンエアーしたところ、すぐにパイルアップが膨れ上がり、50MHzはやはり人気のバンドであることがよく分かった次第です。CW/SSB/AM/FMと全モードQSOでき局も多かったようです。また遠距離Esが出ていて7, 8エリアが非常に強力に聞こえ、8エリアのQRPpのAM局ともQSOでき満足であります。さらに普段あまり出ない144MHz FMも結構呼ばれて楽しめました。

寒くなってきたので16:20の御殿場駅行きのバスで下山とし16時でQRT。電話中心であるにもかかわらず合計で約300QSOとなりました。20Ahの携帯したバッテリーは多すぎだったようで、容量を半分以上残してしまいました。土曜日の海老名市での短波電信で短時間運用したのとあわせて約600QSOとなりました。また機会があれば運用させて頂こうかと思っております。

運用とは関係ないのですが、運用中に3回ほど救急車が五合目が往来していました。登山中に急病になった方が何人かいたようです。また、日曜日だったので登山する客は少なかったのですが、自転車で五合目まで上がってくる客が多く山小屋近辺は割りににぎわっていました。

QSLカードは近日中にビューロ経由で送りますので、到着まで少々お待ちください(こちらからのみの発行になります)。各局QSOありがとうございました。