JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

半導体式AMラジオの製作 その2

前回の続きです。このラジオは三洋のチューナーIC、LA1600を用いた超お手軽スーパーヘテロダインラジオです。感度・選択度・音質・安定度共に非常にFBで、たいへん気に入りました。毎日使ってみたいと思い、ケースに入れてみました。
ケースは金属製ではいけません。アンテナコイル(フェライトバーアンテナ)でも受信できるようにするからです。しかし、当局は鉄筋のマンション住まいで、外部アンテナなしでは厳しいので、外部アンテナ端子も付けておきました。
5cm径の小型スピーカーを用意しておきましたが、小さめのケースに入れたかったので、スピーカーを取り付ける余裕がなくなってしまい、今回は見送りました。外部スピーカーで鳴らして聞くことにします。こうなるとポータブルの意味が無くなってきたので(苦笑)、電源も内蔵電池ではなく外部電源に頼ることにします。
スピーカーを駆動させる電力増幅回路には東芝のTA7368を使っていましたが、これでは頼りないので、ひとまわり定格の大きいワーアンプIC、NECのμPC1181に置き換えました。某ジャンク屋で捨て値で売られていたので数個買っておいたものを活用します。電源電圧13V、8Ω負荷で3Wの出力です。ピン配置のみ異なるμPC1182も持っています。割といい音で鳴ってくれています。

ケースに取り付けるとどうしてもバリコンへ接続するリード線が長くなってしまったので、その分、同調周波数が少し低くなってしまいました。なんとかギリギリ、ラジオ日本(1422kHz)まではカバーしてくれたので、ヨシとします。

次回はLA1600を使って、7〜15MHzをカバーする短波ラジオを作ってみたいと思います。同調・局発回路はトロイダルコアによるコイルとバリキャップで作る予定です。