JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

海外通信販売のススメ

電子部品を入手する際、店頭で購入するとなるとどうしても秋葉原日本橋に行かなければなりません。しかしわざわざ行ったとしても、例えばトランジスタやリニアICなどの半導体については、びっくりするほど品揃えがよいわけでもなく、汎用部品でも割と高価だったりします。交通費と時間をかけて秋葉原に出かけても、目的のものを入手できないで帰ってきてしまう、ということはよくあったりします(半導体の品揃えが良いお店は、秋葉原鈴商、小沢電気商会、若松通商日本橋デジット、横浜・町田のサトー電気)。
地方に住んでいる方や、目的のものをズバリ確実に入手したい場合には、通信販売が便利です。欲しいものがその店だけでそろうのならば、送料もそれほどかからないし、自宅でじっくりとカタログショッピングができるので、変に衝動買いしなくて済むのではないかと思います(その逆もありえますが)。
しかし、どの通販も品揃えがあまりよくない。RSコンポーネンツのような個人でも相手にしてくれる小売業者もありますが、即納OKの代わりに驚くほど高価です。熱心に商売していないお店では、Webカタログが不十分だったり、のんびりめな納期だったりしてサービスが悪いことがあります。
というわけで、当局は通信販売をあまり利用していません。しかし、海外へ目を向けてみると、安くて品揃えがよい通販ショップがあります。しかも、送料が安くて納期も国内の通販並にすばやい。本来は、アセンブラ業者向けに部品を卸しているディーラーのようですが、個人相手でも1個単位で購入可能なところもあるので、気軽に利用できます。

特におすすめなのは、DigiKeyMouser。前者は半導体に力を入れているようです。後者は半導体とコネクタ類、パッシブ部品の品揃えが良いのと、100個単位で買うと結構安い。7500円分買えば、FedExの配送料が0円になると言うので、当局はよく利用しています。
海外のパーツ通販では日本製の部品はあまり扱っていません。例えば、2SCナントカという日本の半導体になるとほとんど取り扱っていません。実験で大量に使うのは汎用のトランジスタであればよいので、MPSA06、BC559やら2N2222など(日本の2SC1815のような石)は100個単位で買うと1個あたり2〜3円以下で買えますし、HU49の水晶振動子も20円程度・・・などなど、日本の店頭販売ではありえないほどの品種の多さと安さが魅力です。

下記写真は先日Mouserから購入した部品が届いた様子。半導体は静電気防止袋に入れられて届けられます。即時配送可能品であれば注文して約5日で手元に届きます。