JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

SSBジェネレータの実験 その6

ネタがすぐ切れそうなので、小出しにしていきたいと思います。
スペアナを手に入れてから、ミキサいじりが奥が深くなかなか抜け出せません(笑)。ショットキバリアダイオードクワッドのND487C1-3Pとかダイオードの代わりにJFETを使ったダイアモンドアクティブDBM(市販のリグでも採用されているといわれている)なども試しています。また低歪ミキサで有名なSD8901CYやVN66AFDもさわってみたいです。
後回しにしていたIM測定ですが、測定条件によってガラリと変化してしまうのですが、とりあえず1.00MHz/1.1MHzの2トーンにし、Lo=20dBmにしています。まずはコントロール水準として、ショットキバリアダイオード1SS106のパッシブDBMを見てみました。もちろん自作です。伝送線路トランスはFB801#43に0.26φPUWトリファイラ4tにして、トロ活に紹介されているように、銅箔基板にパタンを刻んだモジュールを組み上げています。

IM特性は下の図のとおりです。傾き1の直線がリニアゲイン、傾き3がIMゲインになります(図に書き入れ忘れました)。交点のIP3が約28dBmと、適当につくった割には良い値なので驚いています。とは言うものの、Lo=10dBmにするとIP3=20dBmになるし、実際の動作ではありえないですがLo=25dBmにするとIP3=約33dBmになってしまいますので、測定条件の最適化と統一が必要になります。
IP3は約18dBm、入力損失7dBmと、トロ活の値とほぼ一緒になりました(測定に間違いがあったので結果の図を差し替えました)。つくり方が同じなので当たり前ですね(苦笑)。

最近までデプレションがイマイチで、釈然としない日々が続いていたいのですが、上の写真のようにヌルバランスの半固定VRで調整を追い込むと、キャリアデプレションがあっさりと約40dBm以上になってしまったので、ICにするかパッシブにするか迷うところです(苦笑)。