JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

6m & Downコンテスト

今年の6m & Down(6D)コンテストは天気が良いのでいつものにように伊勢原市の山に登ってQRP山岳移動での参加と致しました。二日目(日曜日)の10:00頃のスタートなので入賞などはハナから諦めているのですが、超低ノイズ・最高のロケで避暑しながらコンテストを楽しんできました。QRPなのに飛ぶんだぜ!と自慢気に「P」コードを叩きつける自己満足にも浸れます(苦笑)。
移動場所は登山客がたくさん集うところなので、静かに運用できるQRP電信部門にエントリーすることにしました(一昨年は同場所から電話で参加しましたがとても疲れました)。


日曜日の9:45頃に現地着。標高約800mは涼しいを通り越して寒いくらいです。早速下の写真のような50/144/430MHzのアンテナを展開し、FT-817で50MHzCWバンドに乗り込むものの、バンドがQRMMM状態(バンドの様子を録画しました)。FT-817の500Hzフィルタでは太刀打ちできません。空いているところを見つけてもサイドからの抑圧と近接相互変調によるニセの信号に苦しめられます。約80Qほどランしたところで、強烈なCQがかぶってきて周波数を乗っ取られました(汗)。こちらQRPだと信号の存在がわからないようで「QRL」や「AS」を叩いても「?」が返ってきてすぐにCQを被せられます・・・・さらにごく近くに移動局が出ているのか、時折「ボボボボ」という強大なノイズが入っていまい(その後AGCが聞いたようにバンド全体が沈黙する)、FT-817が全く使い物になりませんでした。この時に電信を叩くと「TX Err」と表示されるのですが・・・・もしかしたら壊れてる?
とにかく50MHzでは、強い局に負けないように5Wで叩き続けたためにバッテリーの半分を既に消費してしまいました。後半は2.5〜1Wでやらざるを得ない状態です。

仕方ないので50MHzは諦め、11:00頃から144MHz CWにQSYしますが、混雑はしているものの50MHzと比べると天国のようです(笑)。CQ出すと順調に呼ばれます。ですが所詮は2mなのでSSBがメイン。80QSOくらいで飽和してきます。それでもアンテナを北に向けてやっていたら新潟や長野からも呼ばれてきました。ノイズの少ない2mバンドはカスカスのカスでも十分に交信できるのがFBですね。430MHz CWにもQSY。これまた新潟・長野・福島からも呼ばれます。こちら1Wなのに結構飛んでいるようです。


終了の15:00までそこそこ順調に呼ばれ続けて、トータル216QSOとなりました。50MHzをストイックに運用すればもっと稼げましたが、今回はナローフィルタや追加バッテリなどの準備不足もありましたので、仕方ありません。これは反省点です。

設備はFT-817ND、500Hzフィルタ実装。バッテリは8.8Ahリチウムイオン2本です。リチウムイオンバッテリーは電源電圧を高く保持できるのでFBです(高すぎる際には減圧の必要があります)。後半144/430MHzを1Wで運用していたら30%くらいしか減りませんでした。自作メモリキーも大活躍です。メモリキーの電源はFT-817のアクセサリー端子から供給しています。

各局交信ありがとうございました。