JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

ARISSat-1 ビーコン確認

先日の記事で「放出失敗?」と書いてしまいましたが、無事動いているようで何よりです。435MHzのアンテナの一部を失ったまま衛星を放出したのでトランスポンダが動かないかもしれない、とARRLのニュース記事にあったのですが、なんとBモードでのトラポン動作も報告されているようで、ホッとしてます。

ARISSat-1のケプラリアンがAMSATのページに書いてあるので、Calsat32などの軌道要素ファイルに付け加えれば軌道を確認することができます。

8/5の23時の天頂パスでまずはビーコンの受信を試みました。CWビーコンの145.919MHzとBPSKのテレメトリ145.920MHz、FMデジトーカの145.950MHzを聞くことができました。とくにBPSKとFMデジトーカは強力な信号でした。

現時点ではISSとほぼ同じアポジが355kmとかなり低い軌道なため、天頂パスでも約9分のパスと短時間。当然ドプラ偏移も非常に速く、かなりスリリングな運用となりそうです(笑)。

次回はリニアトラポンで交信に挑戦してみたいと思います。聞こえてましたら交信よろしくお願いします。


※追記:
この後の便、(8/4 00:45)の北西パス(Max EL=11°)にトラポン動作を確認してみました。この方位は丹沢山が邪魔して低ELが厳しいパスですが、Max EL付近で自ループ(自分の送信信号が受信できる)を確認することができました。すぐにCQを出すものの、急にループがとれなくなってしまいました・・・軌道が悪いのとビートノイズのため信号がやや不安定。良い軌道を選んでQSOは次回に持ち越し。

※追記その2:
ARISSat-1を開発したAMSAT-NAに$10ほどドネーションいたしました。微力ながら支えていきたいと思います。