JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

久々に真空管アンプ その2

昨日の続きです。今日は帰りが早かったので工作が進みました。
初段の定電流回路のためのC電源は、6.3Vのヒーター巻線を半端整流した後、7905で安定化して-5Vを作りました。共通カソードには28mA流して、動作時にはカソード電位が約+2Vになります。従って、7×0.028 = 0.2W の損失で、放熱器なしでも問題ないでしょう。
入出力と終段の回路を済ませれば、完成してしまいました。終段のプレート電圧は420Vと高めで(ノグチのPMC-150巻線が290Vなので若干高くなりがち)、EL34(6CA7), 6L6GC, 6550などがピン互換で使えます。アイドリング電流を20mAくらいにしてAB級動作に設定しました。ペアチューブのつもりでしたが、ACバランスが悪いです。後ほど、上下の球のバイアス電圧を独立に設定できるように改造します。若干ハムを引いているようで、アースラインの再検討が必要のようです。


とりあえず無帰還でしばらく動かしてみます。スベトラーナ6550でちょっとだけ試聴。高域まで分解能が高くスッキリとした音が印象的でした。帰還をかけるとしっとりとした音になりそうな予感です(笑)。