ジャンク屋の功罪

おそらく昔はたくさんあったであろうジャンク屋は、今の秋葉原にはほとんどありません。パソコン関連のジャンク屋（中古販売）ならばたくさんあるようですが、電子部品のは数件しか知りません。ジャンク屋での部品の仕入れ先は、(1)不要になった部品をメーカーの製造工場から古い部品を引き取る、(2)店じまいした他のジャンク屋から流れてくる、(3)一般の中古品、だそうです。真空管などの本当に古い部品は米軍や自衛隊から流れてきたモノが多いそうで、毎年ハムフェアで出てきます。
さて、ジャンク屋の部品は、相当古いものが含まれているので注意が必要です。トランス、炭素皮膜抵抗やヒューズなど通電しなければ経年劣化しにくいものならばよいのですが、コンデンサは酸素や湿気でダメになりやすいので、基本的にＮＧだと思います。コネクタや可変抵抗も錆が浮いていたらアウトと考えて良いでしょう。半導体は判断が微妙で、リード線が錆びていたら使いたくないところですが、古い半導体は貴重ですから魅力がありますよね。あくまで各人の判断で購入し使用してください。
ジャンク屋のよいところは、とにかく安い。見たことのない変な部品が店に転がっている、でしょうか。当局は結構お世話になっています(笑)。

つづく・・・・