JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

アナログ乗算器AD633によるALCアンプ

かなりしつこいですが、再度ALCアンプです。高周波のミキサ回路はアナログ乗算器そのものですが、これを使えば簡単に増幅可変アンプが作れるはずです。つまり、入力1に信号電圧、入力2に信号電圧のレベルを直流にした電圧を反転して加えてやると(つまりNFB方向で)、信号電圧の振幅が自動的に制限されて出力されるはず。
アナログ乗算器として有名なのはおそらくNJM4200と思われますが、今回は同機能のアナログデバイセスのAD633を入手しました。信号源のレベルを直流に直すのは、検波回路にすぎないのですが、贅沢にもRMS→DC変換器AD736もついでに入手したので、活用したいと思います。ゲイン調整と反転回路はオペアンプTL081を使いました。信号源→アナログ乗算器→オペアンプ(ゲイン調整)→検波→オペアンプ(反転回路)→アナログ乗算器、というループにして、ALCを組んでいます。FETのゲート電圧を制御する古典的方法よりも、ゲインとスレショルド調整を再現性よく、かつ厳密に行うことができるはず。

結果は次回。


※ブラウザにFirefoxを使っておりますが、最近になってFireFoxが「応答なし」になってしばらく固まる現象が連発します(泣)。