JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

小信号汎用Tr8パラ終段アンプ

中途半端な大きさのユニバーサル基板の切れ端で、半分冗談で、全て小信号汎用のバイポーラトランジスタで構成されたパワーアンプを作ってみました。NPNはフェアチャイルド製のSS8050、PNPはコンプリのSS8550という、TO-92サイズの石ですが、Vceo=25V, Ic=1.5A, Pc=1Wというかなり力持ちです。hFEは実測250くらい、fT=100MHz, Cob=9pFとまぁ汎用としては普通の性能です。お値段の方はかなりお安くて1000個入りで数百円、一生かかっても使い切れないほどあり(汗)、今回はこれらを活用しました。

回路には1960〜70年代の古いパワーアンプ、むしろ真空管アンプをベースにしています。むろんACアンプです。石には全てSS8050/SS8550を使い、終段には8パラによるコンプリエミッタフォロワにしています。放熱器なしでどこまでコレクタ電流を流せるか分かりませんが、とりあえず電源電圧を25VくらいにしてB級で軽く動かしています。

バラツキ吸収のためのエミッタ抵抗と発振防止のベース直列抵抗がスゴイ存在感ですね。基板サイズを大きくしてDCアンプの50パラクラスを作ってみたくなりました(汗)。