JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

再度ALC付きプリアンプIC その3

しつこいですね。またマイクアンプです。
前回のLA3220によるALCマイクアンプでオンエアしようと調整中に、どうやら石を飛ばしてしまったようで(石がほのかに熱かったので嫌な予感がしたのでした)、もう一度作り直しました。LA3220はもう手元になかったので、いくつか在庫しているロームのBA333で再チャレンジです。BA333の仕様はLA3220とほとんど同じ(測定してみるとウソのように同じ)だったので、回路を変えて設計しました。
今回はアンプ出力をオペアンプに接続し更に増幅し、増幅した信号を検波してALCレベルとすることにしました。これで圧縮がかかる範囲を変えられるハズです。後段のオペアンプはおなじみLM358を使い、単電源反転増幅ゲイン3倍にしました。検波にはショットキーダイオードを使用しました。

このように、基板に電解コンデンサが林立してしまいました。格好が悪いですね。

特性を測定してみると(負荷10kΩ、1kHz正弦波入力、単電源13V)、黒線が後段オペアンプ増幅なし、赤線が後段オペアンプ増幅ありです。狙い通り圧縮がかかる入力範囲を拡大することができました。AF用のALCアンプに使えそうな特性です。更にBA333自身のクローズドゲインを上げれば、ダイナミックマイクのような微小信号向けになり、更に調整範囲の広いアンプになると思います。