JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

ソーラーサイクル24予測について

去年、NASAからソーラーサイクル(太陽活動の周期)24に突入した、と発表されましたが、太陽活動の実際はご承知の通りの有様でサッパリでございます。そこで最近の無黒点日数をプロットしてみました。図中の滑らかな線は2次曲線で近似したプロットです。客観的に見ても現在(2009年3〜4月)が『ボトム』なのでしょう。つまり、まだサイクル24には入っていなかったのです。一昨年よりも去年の方がバンドが静かだったのは当然のことです。

そんな状況からなのか、最近NASAからソーラーサイクルについて記事がアップされました。ソースの原文はここ

われわれアマチュア無線家の関心は、黒点の最大数がどれくらいに到達するのか?と、いつになったら黒点が増加し始めるのか?の2点です。個人的にはどちらかと言われれば後者の方です。冒頭に申しましたように、ずいぶんと予測を外したので、あまりアテにできないのですが、ソーラーサイクル24の予測を修正していますので、そのデータを転載します。データのプロットを当局の方でやり直しています。

最近の実測データを含んでいて2009年よりも未来の値が予測値、2009年より過去が実測データです。黒い実線が予測中心値(または平均値)になります。最近のデータを拡大すると、

となりますので、今年の5月頃には上昇段階に突入すると読めます。しかし、最悪のケースでは今年の11月までは無黒点が続くとの予測ですね。とにかく、ソーラーサイクル24にはまだ突入しておらず、まさにこれから突入する、ということになります。

また、黒点数のピークは前回のサイクルとさほど変わらないかやや低めとの予測になっており、あまり期待できるものではありません。