JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

関数電卓fx-JP900

最近微妙に話題になっているCasioの関数電卓fx-JP900を買ってみました。ひさびさに新しい機種の電卓を触ってみたところ、これが結構な優れ物でした。

当方は仕事柄、関数電卓を常に携帯しています。そんなものパソコンでやればいいのでは?と思われるでしょうが、実験業務を仕事しているので、例えば、立ち作業の測定中に計器の値からすぐさま計算値をはじき出したり、会議や打ち合わ中にささっと計算する必要があるのです。というか、うちの会社の技術者ならばほぼ全員が携帯しています。関数電卓でなければならないのは、三角関数や小数点べき乗、統計値計算を日常的に行っているからです。
入社以来使っていて気に入っているのは、Casioのfx-4500PAです。計算途中の式がドットマトリクス液晶で表示されるのが便利です。常に作業服のポケットに入れて酷使しているせいか購入して5, 6年で壊れてしまい、何度か買い替えているのですが、4500PAは製造中止となっているため入手することができなくなったのが残念です。現用の4500PAもそろそろ壊れそうなので、次の機種を探していました。なお、購入の基準として、

    • Casio製。長年の習慣で。
    • 小数点べき乗計算と統計値計算は必須。従って関数電卓であること。
    • 入力計算式の表示機能あり。
    • 電源が太陽電池のみはNG。イエロー・レッドルームでは太陽電池が動作しないため。
    • カバー付き。できればソフトカバー。
    • 胸ポケットに入る大きさ。

です。そう言えば、中学を卒業して高専に入学し最初の授業が、学校指定で購入した「関数電卓の使い方」でした。型番は忘れましたが、確かSharp製で、みっちりと関数電卓の操作方法を叩きこまれたのでした(確か試験もあった)。以来Sharp製の関数電卓もたくさん使ってきましたが、Casioの方がFBかと思います。

fx-JP900は上記条件にほとんど合致します。カバーは本体の裏面方向に差し込むタイプのハードカバーだったのが残念でした。大きさが理想よりやや背が高いのですが、これは我慢しました。まぁポケットにギリギリ入る大きさでしょう。

肝心の使い心地ですが、かなりFBです。太陽電池と内部電池のデュアルタイプなので暗いところでも安心ですし、液晶の視認性も悪くありません。最上位機種なので機能はゴマンとありますが、無駄にキーが多くなく高精細LCDを活かしてうまく作ってる感じです。LCDで表示されるメッセージが日本語表示なので多階層メニューもわかりやすいです。操作は直感的で十字カーソルキーで一層使いやすくなっています。あればよかった機能として単位換算や周期律でしょうか。
この電卓「数学自然表示」がウリなのですが、当方にとってあまり必要のない機能です(笑)。

ちなみにかなり売れているそうで、最初はamazonで注文したのですが、在庫切れとのことでキャンセルして他のところから購入したほどです。

下は現在手元にあるfx-JP900以外の関数電卓です。左からfx-101、HP35s、fx-4500PA。