JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

6m & Downコンテスト参加

去年の6Dコンテストはハーフ参加ながら近所の山に登ってしたところ、呼びまわりする暇もないくらいたくさん呼ばれて面白かったのですが、今年は悪天候(天気予報では大雨でしたが実際にはそれほどの雨ではありませんでした)と腰痛(一週間前に椎間板ヘルニアを患ってしまった)のためおとなしく自宅から参加することにしました。
自宅は4階建てマンションの3階であり、常設しているアンテナはベランダの手摺に付けている短波のモービルホイップとレピーターアクセス用のV/UHFのGPだけです。コンテストとなると、その都度に小さい八木アンテナをベランダ内に建てています。狭いベランダ内では430MHzは10エレ、144MHzは5エレが限度で、50MHzに至っては2エレでもベランダの外にエレメントを突き出すことができずこれでは電波の受け飛びができません。自身のマンションの壁が邪魔してビーム方向は丹沢から富士山方向のみになります。しかしこれが当局の環境における限度ですから、仕方ありません。こんな設備なのであくまで賑やかし程度。しかしすぐに暇になりそうだからXA部門(電信電話部門シングルオペオールバンド)に出てみました。

リグはIC-9100を使用しました。短波の受信性能はイマイチですが、144/430MHzの受信性能はなかなかのもので、外部プリアンプと組み合わせればカスカスの局でも拾いあげるのに困らないです。プリアンプはアンテンの直下型を使っており、なぜだか430MHzの低い方でSWRがやや高めだったので、念のためコンテストの前にプリアンプにつないでいるケーブルを交換したらSWRがストンと落ちて今までの謎が解けました(汗)。普段は机上で使用しているのですが、せっかくなので今回はアンテナ直下に設置しました。
いつもはCQだけメモリキーヤーを打たせて他は手打ちだったのですが、今回はCTestWinを使ってすべてPCキーイングにしてみました。WinKeyer経由でも良かったのですが、最もシンプルに、シリアルRTS信号でキーイングする回路を作ってみて即実戦投入してみました。

開始直後から運用していましたが、夜はぐっすり寝てしまいました。結局トータルで、

と384QSO(マルチ内緒)となり、順位としては30位くらいでしょうか。各局ありがとうございました。

  • ハイライト
    • 今回の6DはEsが広範囲・長時間に出ていたようで50MHzを運用されていた方はずいぶんと楽しめたようですね。深夜に50MHzに出てみると貧弱な設備ながら4, 6エリアとQSOできました。沖縄も簡単にゲット。
    • 貧弱な設備ゆえ(特に50MHz)聞こえてくる局も弱めであります。しかし呼んでみると一発でQSOでき、各局の耳の良さには感心いたします。
    • 430MHz 5エレでCQを出していたら、なんと20県からコールあり。自宅から430MHzでの20県は極めて珍しいので驚きました。144MHzでは最遠が長野でした。
    • プリアンプの調子は430MHzですこぶる快調で、カスカス局から呼ばれたらすぐさまプリアンプをONにすると全く問題なくQSOできました。144MHzにおいては単にノイズレベルが上がるだけであまり意味がありませんでした。IC-9100との組み合わせだとこんなものでしょうか。
    • CTestWinによるPCキーイングに慣れることができました。多少問題もあったのですが。
  • ローライト
    • 1200MHzにも出る予定でしたが、八木アンテナを人に貸したままになっていることが直前に判明。QRVを諦めました^^;
    • いくらなんでも寝過ぎました。もう少し早起きすれば400Q超えたと思いますが。
    • 430MHzのCWで近所の局のキークリックが酷すぎてずいぶん困りました。なんと3MHzも離れたFM帯においてもクリックが聞こえるという始末。
    • 144MHzのSSBで呼ばれた局からナンバー「5910H」を頂いた。何度も「本当にHですか?」と聞いても「そうだ」との返事。うーん^^;
    • CTestWinによるPCキーイングで、ごくまれにですが長点が途切れることがありました。PCがビージーになったときに発生するようです。
    • CTestWinの操作で連続QSOのF4キーが便利なのですが、入力したコールを取り消す隣のF3キーを誤って押してしまうことがありました(もう一度コールを送ってもらうハメになる)。取り消しを他のキーに割り当てて欲しいものです。
    • 使用したIC-9100はボイスメモリが内蔵していません。外付けのアドニスのボイスメモリが手元にあったのですが、ICOMのマイクケーブルを作り忘れてしまい、仕方なく地声でCQ出していました。準備不足でした。
    • 433.300MHzが空いていたのでCQを出したら誰かに「ここはデジタルのメインだ」と叱られてしまいました。SRI
    • 430MHz FMで1時間ほどCQ出していたら、放熱が間に合わずパワーが半分しかでません。パワーのバーグラフが点滅しています。扇風機の風を当ててなんとかしのぎました。
    • やはりCWの方が楽チンなのでついCWに長居してしまいました。このクセを直さないと点数が伸びませんよね^^;

次回はオール横浜、電通大、フィールドデイかと思います。またよろしくお願いします。