JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

T88IRのQSL発送完了

ようやく先日のパラオ移動運用分のQSLカードの印刷が終わりました。約5,000QSO、カード枚数が4,000枚となってしまったこともあり、QSL作業は大変といえば大変でした。ホームコール発行のQSLも混ぜて合計約5,500枚、本日ビューローへ発送しました。

○ダイレクト請求
日本からは82円切手が貼られた封筒(SASE)を同封、日本以外からは2GSと封筒(SAE)同封を条件にQSL交換を行いました。現時点で75通のSASE/SAEが届き、予想よりも多く大変感謝しております。このダイレクト請求については優先的に発行・返信を済ませております。日本からのSASEが割りに多く、JARLに入会していない局なのか、すぐにQSLが欲しい局なのか、ビューロが普及している日本が多かったのには意外でした。
海外局からは2GSを請求したのですが、中には3GS同封やIRCを同封した局もいました。しかし、GSなしでQSLだけを送ってくる局は(ホームコールではたまに来ます)一通もありませんでした。送られてくる封筒に日本では一般的なはがきサイズのQSLが入らないと思われました。そこで、今回のQSLはいわゆる国際サイズ(140mm x 90mm)にして対応しました。現時点到着の75通すべてこちらのログとマッチするQSLであり、とくに問題なく発行できました。封筒の封をする部分にノリまたは両面テープが着いていない封筒が多く(特に日本からのSASE)、一つ注文すると、両面テープつきの封筒で送ってもらいたい、ということです。約2ヶ月経った現時点でも週に数通SASE/SAEが届くので、返信作業は当分続きそうです。ちなみに、切手代90〜140円かかってしまうので、儲けはほとんどありません(汗)。

○ビューロ経由
日本の局にはこちらから一方的にJARLビューロ経由でQSLを発行しました。日本以外の局宛にはClublogでBuro交換を希望した局について発行しています。これらを選別する作業が結構面倒でした。
ビューロ発行が遅れた理由は印刷作業とプリンタの故障です。使用していたモノクロレーザーの調子が悪くなり、どうやら厚紙はがき大の印刷には向かいない機種らしい。そこで、安いインクジェットで印刷する方針に切り替えたのですが、数が多いだけにこちらも難航してしまいました。

○電子QSLシステム
渡航前から宣言したとおり、電子QSLシステムを積極的に利用しました。すでにLoTW, eQSLおよびClublogにも全QSOデータをアップロードを済ませています。渡航中にログデータを逐次アップロードする予定でしたが、現地のネット環境がすこぶる悪く、デジモードを除くログを一回だけアップできただけでした。これが少々問題だったようで「CWのLoTWは到着したけどRTTYが来ない。なぜだ?確認してくれ。」というお叱りのメールを多数戴いたのでした。
ちなみに、QSOデータがマッチ(cfm)した件数は4,836QSO中、現時点でLoTWとeQSLがそれぞれ、2,378(49.2%), 1,333(27.6%)で、LoTWの方が利用者が多いこと分かりました。
LoTWとClublogでは互いのQSOデータがマッチしないとQSLが到着しないシステムですが、eQSLではデータにミスマッチがあっても相手のQSLが一方的にこちらに届くシステムになっています。QSOしたはずのないログも混在している可能性があり、それらはミスマッチQSOとして記録されます。このミスマッチQSOデータが数十件ありました。呼んできた局のデータ間違い(モード、時間、バンド)、特に日本から局では日本時間のままアップロードされた局がいました。一方、こちらがコピーミスによるミスマッチもあり、この場合はただちにこちらのログを修正し、修正分のデータをLoTW, eQSLおよびClublogにアップロードしました。コピーミスはRTTYのログに顕著でした。あれだけQRMMだと文字化けする確率が上がってしまうようです。

SWL
SWLからのQSL交換も十数件やってきました。やはり東欧圏が多く、eQSLではcfmの手続きをやっておきました(eQSL経由でダイレクト請求される方もいましたが)。

○メールでの対応
最近は来なくなりましたが、QSO直後に「あのときのQSOで自信がなかったけど、ログに載っているか?」などの確認メールが多数きました。帰国後すぐに、ログにある・ない、の返信をしていました。やはりRTTYでQRMMのせいか、相手局の画面も文字化けしてしまったらしく、問い合わせの大半がRTTYのQSOでした。また、「お前のCQにup xで呼び続けたけどダメだった、残念!」とか「QSOありがとう、またよろしく」というメールも多数戴き、こういったのも興味深い体験のひつとなりました。特に南米とのQSOが難しいらしく(確かに少なかった)、渡航前に、何件かスケジュールQSOの依頼を戴きました。今回はスケジュールしないポリシーだったのですが、次回からは余裕があれば受けようかと思っています。