JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

単電源ACミニミニアンプ

いつの間にか、10,000PVを突破してしまいました。毎度ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

前回ご紹介したNRD-545は内蔵スピーカーで鳴らすと、音質が非常に悪いので、LINE出力からパワーアンプを通して外部スピーカーで聞いております。今回は、遊びでこれ用のパワーアンプを即席で作ってみました。全ての部品がジャンク屋から仕入れたもので作ってみました。総制作費約400円です。
中波ラジオがソースになるので、HiFiアンプにする必要がなく、簡単にするために単電源のACアンプで設計してみます。先日ジャンク屋から捨て値で大量に入手してきたシングルラインSIP9型のNJM4559を活用してこれを電圧増幅段にし、電流ブースターには2SB647A/2SD667Aと2SB1133/2SD1666を使ってみました。HiFiアンプではあまり馴染みがないトランジスタです。コンプリで手持ちにあったので使ってみたまでです(苦笑)。

NJM4559はuA731と同等性能の汎用オペアンプで、スルーレートが2V/usと比較的低速です。さらに入出力にDCカットのケミコンを入れております。小型化するためにあまり大容量のケミコンを使っていないので、下図のように10kHz応答は問題ないのですが、

100kHzの応答は、ご覧の通り苦しいようです。

ラジオ放送を聞く分には音質的に問題ありません。しかし単電源15Vで動かすとすぐにクリップしてしまい、歪みが大量に出てしまいます。まぁなんとか6畳一間で聞くには十分な出力だと思います。