JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

余ったトランスの使い道

真空管回路の部品の中で、なかなか入手しにくいのが、高圧または出力トランスでしょうか。ジャンク屋やオークションで程度の良いのを見つけたら買うようにしていたのですが、用途が決まらないうちに随分とたまってしまいました。

押し入れの整理をしていたら、こんなに出てきました。上記画像以外にもまだいろいろあります(苦笑)。ざっと数えて小さいトランスも入れると4〜50個くらいはあるのでは・・・・・。東栄のトランスは一応全部新品です。最近はカバー付きの出力トランスのラインナップがずいぶん揃ってきました。5W〜20Wまでシングル・PPともに未使用で所有しております。タンゴやタムラのものはほとんどが中古。U-808は3セットあります(笑)。

作りかけていて放り出していたアンプが出てきました(まさにホコリだらけ)。6BQ5の小型プッシュプルです。電源回路を別シャーシにして、タカチの薄型シャーシでコンパクトに作るのに凝った時期があって、初段をアルテック型にしたりムラード型にしたりと試行錯誤しているうちに、飽きてしまったようです。
回路はオーソドックスに初段には12AU7、位相反転段には6FQ7です(いろいろ球を替えてみるものの、U7とFQに落ち着いた)。一応、配線は全て済んでおり一応音出しまではできていて、最後のNFの位相補正の調整だけを済ませていませんでした。シャーシの底板が行方不明になっているため、全部バラしてシャーシからもう一度作り直した方がよさそうです。
ちなみに、電源回路を別シャーシにすると、電源トランスからのリーケージフラックスの問題が解決されるというメリットがありますが、A、B、C電源と3種類の電源コネクタが必要になるので、地味にコストアップにつながります。また、MT管8本を薄っぺらいシャーシに並べると放熱が厳しくなってきます。

スパゲティ状の配線を見ているだけで憂鬱です(苦笑)。