JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

ALC付きプリアンプIC

先日の記事でTA2011Sを使ったマイクアンプは、ノイズが少し気になるものの、割と気に入りました。IC-7000Mに使うには出力電圧が高すぎるので、減衰調整が必要ですが、変調がかなり濃くなったみたいで、DXやコンテストで使うとFBかも知れません。周りが騒がしいモービル移動局相手にも聞きやすいと、FBなレポートをいただきました。


というわけで、調子に乗って、もう少しALC付きのプリアンプICを研究してみましょう。冒頭に書いたように、本日は都心に所用がありましたので、秋葉原に立ち寄りアンプICを探してきました。


  • TA7137P

 東芝のテープレコーダー用のALC付きのプリアンプで、裸ゲイン69dB、ALCレベルが0.7V、雑音特性1.3uVrmsですから、性能はそこそこでしょう。内部等価回路を見ると5石のICで、現代オペアンプとはずいぶんと異なる回路です。100円程度で入手しました。

  • TA7330P

 同じく東芝のテープレコーダー用のALC付きアンプです。少し新しいICのようで、雑音特性が1.0uVと改良されています。TA7137Pよりも使いやすそうです。100円で入手。

  • SA571N

 フィリップス(現在オンセミコンダクタ)のコンパンダ/エクスパンダ回路専用ICです。もとは電話回線の多重化に伴うS/N低減を改善するためのコンパンダ回路に使われていて、本ICは、電話はもちろんモデムや通信機等にも使われているようです。ALCレベルやスレッシュホルドの調整もできるようで、使いこなせば面白そうなICですね。ちょっと高くて300円くらいでした。通信機用のコンパンダICは現在の携帯電話によく使われているようで、他にも色々あるようです。