TA7792によるFMラジオ その2
前回ご紹介したTA7792は、自作FMラジオで人気のあるチューナーICで、当局もサクッと作ってみましたが、チューニング回路がトロイダルコイルとトリマコンというあまりにも手抜き仕様だったので、放送局を探す出すだけで一苦労でした(トリマコンに若干のバックラッシュがあるようでゼロインするのが至難の業)。さらに、長時間動かしていると若干QRHがしますので、微調整したいときにはかなり困りました。
というわけで、素直にバリキャップ同調型に改良しました。LはFCZ144MHzの7mm角コイルにしてトラッキング調整を可能にしています。また、デエンファシスの回路定数を改めました。キンキンした高音が目立たなくなりました。
普通っぽいラジオ回路になってしまいましたが、使いやすいラジオになりました。次回はFMステレオにチャレンジしたいです。