JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

電鍵のご紹介(その1)

ちょっとネタがないので、現在使っている電鍵(モールスキー)をご紹介します。
電鍵というのは、アマチュア無線の中で最も身体的な接点が大きい道具だと思います。各社各様すべて異なる操作フィーリングなので、気分やスタイルによって電鍵を使い分けて楽しんでおります。知らないうちにたくさん揃ってしまいました。特に珍しいものではないのですが、使用感を交えてご紹介してみます。


GHD GN-507
GN-507は初めて買ったパドルで、開局(局免許は3アマで取得しました)してすぐに富士無線から買ったと思います。開局当時は符号など覚えておらず、コンテストでポツポツ呼ぶ程度でしたが。
GHDのキーは一般に「カタカタ」とタッチが硬めで打鍵音が静か、スイッチを断続するという感触はあまりなく、レバーで接点を叩く感触がそのまま指先に伝わる印象です。ベースは重たい金属製で安定感があります。なお現在のバージョンはベースを除く金属部が梨地処理になっております。
バネ圧調整、接点間隔調整のネジが緩みやすいのが欠点でしょうか。GN-507はGHDのパドルの中でも最も安価なもの(キットを除く)なので、これから電信を始められる方にはベストな選択だと思います。


Vibroplex Vibrokeyer Deluxe
バイブロプレックスのシングルレバー電鍵Vibrokeyer Deluxeです。上記パドルは短点と長点のレバーが独立して、いわゆるスクイズキーなのですが、これはレバーが一本で倒す方向によって短長点を叩き分けるものです。高速打鍵に向いているとか。接続の仕方によっては複式電鍵にもなります。
バイブロの特徴というべき角が丸っこい部材で作られていてクロムめっきが美しいです。軸受けの部分にベアリングを使っておらず、ネジで微妙な圧力で支えているだけ。強く締めすぎるとレバーが渋くなるし、緩めるとガタが出てしまう。この機構はちょっと不満です(グリスを刺す必要がある)。
打鍵感はいかにもスイッチを断続しているという感覚で、「カチャカチャ」と割と小気味のよい音が出ます。打っていて気持ちの良い電鍵で、特徴的なノブの形も使っているうちに手に馴染んできました。最近の常用キーとなっています。