JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

電子QSLシステムをはじめました

更新があいてしまいましたが、SFIの向上と秋のcondxでDXが良く入感するようになりました。
アパマンの貧弱設備ですが、ノーパイルのCQならば呼ぶと必ず取ってくれるようになってきたのには驚きです。ベランダのモービルホイップでEUとチャットができるなんて夢のようです(^^)
しかしDXのQSOが増えるとコンファームの作業が面倒。SASEの請求とかほとんどやらないし、ビューロ経由ではQSLがあまり集まりません。

LoTWやeQSL.ccなどのネットQSOバンクシステムを使いなさい、と以前から周りから言われていて、重い腰をようやく上げて最近になってアカウントの取得をしました(汗)。やってみると簡単で非常に便利なツール。というか必需ツールになってきますね。以下登録の仕方を簡単にまとめました。まだ登録をしていない人のためのヘルプになれば幸いです。


■QRZ.com
まずはQRZ.comの登録。難しくはないのですがちょっと面倒。http://www.qrz.com/ にアクセスし、アカウントをまだお持ちでない方は、Registerのリンクを探して、「Sign up for a New Account」をクリック。必要事項を記入し、ログインすると、左上に「Forum」というボタンを押します。ここからは掲示板(BBS)システムになっています。下の方に「QRZ.COM Callsign Database Helpers」という板を見つけて入ります。下の方に「Please add me to the database ☓☓☓」というタイトルの記事があると思いますので、それを参考にして、自分のコールサインなどのデータを入力して記事を新たにアップします。
すると半日ほどで受理され、QRZ.comにログインすると、右上に「JF1DIR」という自分のコールサインボタンが現れます。これで完了です。BiographiやDetailsなどを編集して自分の情報を載せておきます。
他にもQSOデータを入力してログブックも作ると便利です。データを入れると相手のログブックにQSOデータが現れ、cfmの作業なども行えます。


■LoTW
ARRLが管理しているLogbook of The World。DXer達に最も利用されいるQSOバンクで、DXCCなどのアワードのクレジットに使えるのでかなり普及しているのではないでしょうか。これも登録の仕方が非常にやっかいです。
まずはARRLのLoTWのページに行きます。http://www.arrl.org/logbook-of-the-world
真ん中辺りの「The Nuts and Bolts」に書いてあるように、「Trusted QSL」というソフトをPCにインストールしておきます。
TQSLCertというアイコンができるので、これを起動させ、メニューから「New Certificate Request」を選択します。パスワードを求められて、「コールサイン.tq5」というファイルが生成されます。
次に、LoTWのWebに再びアクセスし、左の「Upload a TQ5 or TQ8 File」のリンクを開き、先のTQ5ファイルをWeb経由でアップします。すぐに受け付けられた旨のメッセージが出ます。
次に厄介なのが、本人確認。当局の場合は、運転免許の表面(もちろん日本語表記)と従免(日本語/英語併記)をA4サイズにカラーコピーしたものに「Certificate Request from JFDIR」と書いた付箋紙を貼りつけてエアメールでARRL LoTW Adminに送りました。
一週間程すると、tq5ファイルを作ったときに登録した電子メールアドレス宛へ「LoTW Certificate」という題名のメールが来ます。「JF1DIR.TQ6」が添付されてきました。本当ならばTQ6ファイルをダブルクリックするとTQSLCertが起動させるか、TQSLCertのメニューから「Load Certificate File」を選んで、添付されたTQ6ファイルを読みこませると認証作業完了・・・・となるはずだったのですが、なぜか上手く行かず(どうやら添付ファイルが壊れていたようです)、しばらく放置していました。
このメールには、LoTWアカウントのパスワードも書いてあるので、LoTWにログインできるようになります。実はTQ5やTQ6ファイルは、「Your Account」メニューの「Your Certificates」にWebからダウンロード可能な状態になっているのです。ここからTQ6ファイルを拾ってきて、TQSLCertに読み込ませると認証作業完了となりました(汗)。
ココまで来ると無事にLoTWが使えるようになるのですが、他のPCでもTrusted QSLを使えるようにするために、設定ファイル(p12)を作っておきます。「Certificate」メニューの「Save」で作れます。パスワードも忘れないように(統一したほうがよいです)。
QSOデータのアップロードはADIF形式にしたファイルを用意しておけば簡単です(説明は省略しておきます)。
LoTWに登録した最近のDX交信データです。


■eQSL.cc
これは最も簡単で、http://www.eqsl.cc に行って登録作業を進めていくとすぐに使えるようになります。LoTWのように本人確認の作業がありません。ログデータのアップロードとデータベース照合作業も素早くて快適でした。国内QSOでも使っている方が多いようなので、過去のQSOデータ(約19,000QSO)を全部アップロードしておきました。移動運用先などの情報が欠落した状態なので時間があるときにデータをパージしておきます。サテライトのQSLも不完全のままでした(^^;
eQSLのデザインはこんな感じにしました。


まだ使い始めたばかりなのでほとんど活用していませんが、紙QSLと同時にデータのアップもこまめにやっていこうかと思います。