JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

Arduinoでメモリキーヤ

電子工作ファンの間で人気のArduinoを遅ればせながら触り始めました。
AVRマイコンは以前から触っていてアーキテクチャは一応理解しておりプログラムも幾つか書いて遊んだりしましたが、どうせ実験用にしか使わないので、すぐに飽きてしまいました。AVRライターなんかもあっという間に腐海の底に沈んでしまった始末・・・。なにか手軽なマイコン環境は?というとArduinoがすぐに思いつきました。
Arduinoはプロトタイピング・システムを作るための環境なので手軽に試せますし、ライタいらず、基板上に書き込みのためのUSB-シリアルアダプタ、ブートローダー、電源回路、水晶発振などが全て載っており、オープンソースなのもFBだと思います。早速UNO R2を買ってきて使ってみたところ、これは人気が出るのものだと納得しました。

Arduino本体基板の上に自分で設計したハード基板(シールド)をソケットに差して手軽に使うことできます。シールドと中身のプログラムを交換すればArduino本体を使いまわすことができ、まさに実験用として最適な環境だと思いました。

Arduinoで何を動かすか?を考えて直ぐに思いついたのがメモリキーヤ、おそらく定番でしょう(笑)。AVRキーヤは以前JN3XBY局のプログラムを真似て作ったことがあるのですが、Arduinoスケッチに移植するのも面倒なので、どこかにソースプログラムが落ちてないかなと、Twitterでつぶやいたら、見つけていただいたのが、K3NG局のページでした。

本格的なメモリキーヤで最低限のインターフェイスVR、ボタン類)で非常に多機能、PS2キーボードでキーイングもできるとのことで、早速作ってみました(下の画像は未完成版の基板ですが)。なお、スケッチは2011/12/01版でないと動きませんでした。

基板の大きさの都合上、メモリキーは3つにしました(汗)。もう少し大きめなバニラシールドで作りなおしてみるつもりです。
速度を変えるには、0ボタンを押して「W」をキーイングします。するとコマンドモードに入り、dot/dashレバーで遅くしたり早くしたりできます。モードを抜けるにはもう一度0ボタンをおします。サイドトーンピッチは「F」をキーイング。メモリ操作は「P1」や「P2」をキーイングします。この感じがFBで気に入りました。ちょっとしたデモの動画をアップしました。

いかがでしょうか?実用にするにはケースに入れる必要がありますが、気軽に実験的に作れてFBですね!