JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

IC-7100M導入(その2)

マニュアルを読んでないせいでしばらく使っていると気がつく機能があります(苦笑)。先日のファーストインプレッションの記事を書いてからの若干のアップデートです。

  • V/UHFでSWRメータ有効

IC-7000ではなおざりにされていた144/430MHzにおけるリグ内蔵SWRメータがIC-7100では有効です。IC-7000ではSWRが常に1.0を示すので「ちゃんとアンテナ動いているな」と勘違いしがちです(現に今年のハムフェア記念運用で目撃しました)。これで凡ミスが防げるわけです。ちなみにIC-9100では1200MHzのSWRメータが無効になってます(汗)。
メータ表示で一つ不満なのが、マルチメータ表示にせずSWRメータに設定していると、受信時にSメータ表示の部分が送信時にSWRメータに切り替わる点です。これまでのICOM機のメーターは受信時にSメータの部分は送信時にPoメータになることが多いので、どうにも違和感があります。つまり、Sメータ振っていた部分が送信時にちょっとしか振れない(実はSWRが1.0に近いので正常なのですが)と「電波出てない?」と勘違いしがちです。慣れるまで時間がかかりそうです。
マルチメータ出しっぱなしの表示モードも作ってもらいたいです(MENUやSETなどを押すとマルチメータ表示が解除されてしまう)。

  • NRの効きが良くなった気がする

あくまで印象ですが、NR(ノイズリダクション)の効きが良くなった気がします。というか、NRレベルが低いところでもう十分にNRが効いている感じがします。NRのレベルを大きくしても効きが変わらないというか。

  • AUTO TUNEは不要

わざわざ独立したボタンに割り当てられている「AUTO TUNE」つまりCWのオートゼロイン機能ですが、正直必要ないと思いました(少なくとも独立したボタンにすることはないかなと)。なぜならパイルアップの山からピックアップしてもらいやすくするように、ぴったりゼロインすることが少ないからです。「AUTO TUNE」よりも「SPLIT」を独立したボタンにして欲しかったです。

  • VFOダイヤルが重い

個人的な好みでしょうけどダイヤルが少し重いです。慣性で勢い良く回ってくれるほどダイヤルの摩擦力を軽くしてもらわないと衛星通信でダウンリンクをサーチするには操作しずらいです。分解していじれば調整できるかもしれません(汗)。

  • 電鍵ジャックが3.5Φに

細かいことですが電鍵のジャックが3.5Φになりました。いままでのICOM機の多くが6.3Φでした。我が家のシャックの電鍵プラグはみな3.5Φにしている都合上、3.5Φに統一してくれないかなと願っていたのですが(実に個人的)、実現したというわけです。6.3Φ→3.5Φの変換アダプタが不要になりました。

  • MPADキー

MPAD(メモパッド)が独立したボタンにしてくれたのはありがたいです。コンテストであちこち呼びまわっている時に非常に便利な機能ですね。10chに増やすことも可能です。

  • 紙の取説に索引がない

索引がないので非常に使いにくいです。電子化しているから省略しちゃったのでしょうか?猛省を望みます。