JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

計装アンプの製作

いつの間にか25,000PVを超えていました。いつもご覧いただきありがとうございます。

30歳を超えたあたりから、会社の仕事を自宅に持ち込むことはしなくなったのですが、ちょっと計装アンプなるものが必要になったのでコツコツと家で作っていました。現在、周波数特性解析器(FRA)を使って計測や解析系の仕事をしているのですが(化学系の研究開発の仕事なんですけど)、あるサンプルのインピーダンスが高すぎて、ダイナミックレンジを拡大するために必要になったからです。仕事場にたくさん転がっているストレインアンプなどを改造しても良かったのですが、1kHz以上の周波数特性がイマイチだったのでした。そこで(半分趣味で)、スクラッチから作ってしまったというわけです。オペアンプを3つ組み合わせてコモンモードノイズに対して強くして、OP37という割と高速な精密アンプで組みました。利得は1,000〜6,000倍で、雑音に強いアンプになりました。
写真の上の基板は、計装アンプ用の正負両電源で、これも半分趣味でLM723で定電圧化しています。

本来ならばプリント基板で作るのでしょうけど、面倒なのでユニバーサル基板で作ってしまいました。裏面はこの通り、結構複雑な配線になってしまいました(見苦しい)。正負両電源の回路を組むとどうしてもアースや電源ラインの引き回しで苦労します。