JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

SSBジェネレータの製作 その3

前回に引き続き、二重平衡変復調用ICのNJM2594を使ったSSBジェネレータの実験です。今回はマイクアンプにつなげて音声をDSB波にしてみました。
まずは、コンデンサマイクの信号をゼロバイアスのJFETで増幅した後、ゲイン20dBのオペアンプ(uA741)に連結して十分なゲインを稼ぎます。この信号をNJM2594に入れてキャリアを変調させるというSSB送信機の一番最初の回路に相当します。この後、フィルタ→IFアンプ→VFOと混合→ドライバ→終段→LPFという構成になります。

別基板で前回既に作ったDBMとこのマイクアンプの出力をつなぎ、動作を確認したところ、正しくキャリア漏れがなく変調されたのですが、上の写真にあるように、マイクアンプの基板の上にDBM部を載せると、10MHz以上でキャリアが漏れるという事態が発生しました。おそらく実装法に問題があるというのは簡単に予想されますが・・・・
今回使ったのは、下の写真にある変換基板です。SOP8をDIP8のサイズにそのまま載せ替えることができ(つまり、DIP8のソケットに挿せる)割と便利なのでしょうけど、90度向きを回転させるためにパターンが右往左往しています。おまけに、SSOPサイズの基板も使えるように裏面に更に複雑なパターンがあるために、入出力が結合してしまったようです。

高周波で変換基板を使うときには気をつけましょう。SOPの1.27mmピッチならば、普通にはんだ付けできるので、素直に1.27mmピッチの両面ユニバーサル基板を使うのがよいと思います。