JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

トランシーバー用 安定化電源の製作 その3

先日からの続きです。本体は一応完成しました。整流平滑コンデンサを取り替えて、合計30,000uFに増やしました。ジャンク屋で買い貯めたブロックコンデンサが活躍しています。ラジケータに分流回路を取り付けてフルスケールで8Aになるように調整をしています。整流後の非安定化電圧が19V、安定化後が13.8Vなので8A流すと損失が約40Wとなり、規模としては小さい方ですね。
負荷をかけて適当に電流を流してリプル電圧の測定や過電圧保護をチェックしていたのですが、数Ωで数十Wクラスのダミーロードを持っていないので、満足な測定ができません。そこで、電子負荷も作ってみました。回路は至って簡単でトランジスタのコレクタ-エミッタ間をダミーロードに見なして、ベース電流で負荷電流を制御するというものです。とりあえず、数10Wクラスで試作しました。写真の右がバラックで組み立てた電子負荷です。約4A(約50W)流してもうまく行ったので、放熱板をもう少し大きくして強制空冷式の100Wクラスのも作って実用的にしたいですね。

回路図は下の通り。左の端子に、電源を接続します。VRで電流量を制御できます。