JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

サテライトはじめました

ひょんなことからサテライト(衛星)通信をはじめました。ARRLのアマハンを眺めていたら「Space Communications」の章が結構充実しているのに気が付きまして、じっくり読んでみると興味が出てきたこともあり、早速3エレの八木アンテナを入手し、ベランダ内に建ててみました。

写真では2mの八木しか写っていませんが、430MHzの5エレも同じブームに取り付けています。これでV/UまたはU/Vの衛星には対応できます。ベランダから向けられる方位は40〜200度くらいなので10分位の軌道ならば対応できそうです。

以前移動運用先で、FM衛星を運用している様子を拝見したことがあるのですが、CWで運用できるLOEリニア衛星VO-52に興味を示しました。早速CalSat32をインストールしオービットを確認し、VO-52からのダウンリンクをワッチしてみると驚くほどの信号の嵐、そして高速なCWと激しいQRH!聞いていたら挑戦してみたくなりました(笑)。

何回かワッチしてドップラシフトを補正する(トーンが一定になるように受信周波数を変化させる)練習を繰り返しま、3、4回でなんとか慣れてきました。衛星の追尾はとくにしておらず、アンテナの向きと仰角もほぼ固定です。MAX ELの方角に合わせておいて、聞こえにくくなったら少し回す程度です(ベランダが狭いのでそんなに回せません)。

次にループテスト(信号を衛星に送って返ってくる信号を同時に聞く)にチャレンジ。送信はFT-857(430MHz 10W)、受信はIC-7400という構成です。AOSから5分位経ってからやっとループテストに成功。するとMAX EL付近で2エリアのCQが聞こえてきたので、送信周波数はドンピシャなハズ。すぐさま呼んでみるとコールバックがありました。1st SAT QSO成功です!


こんな設備で意外と簡単にできてしまったのですが、やはり感動は大きかったです。TNX QSO!!(2011.5.10 19:18JST)
VO-52に限らずちょくちょく運用したいと思いますので、サテライトでもQSOよろしくお願いします。