JF1DIR業務日誌(はてなblog版)

アマチュア無線局JF1DIRのアクティビティをつづっています。

久々に真空管アンプ その5

本アンプは6L6系、KT88系の球ならば、バイアス電圧の調整のみで差し替え可能です。東芝の6G-B8もピン互換のビーム管なので、差し替えてみました。ダンピングの効いた良い音で鳴っています。

6G-B8は日本独自の大型パワー4極管で、東京オリンピックのPA装置に数多く使われたそうで、日本の真空管技術の高さを海外に知らしめたとのこと。プレート電圧400VのAB級プッシュプル動作で60Wの出力が取り出せるほど、受信管の中では最大クラス。その割には、入力感度が高く、バイアス電圧が-20Vくらいで済みます。海外にこれに相当する互換球がありません。そんなわけで、非常に在庫が希少。入手は困難。新品のペアチューブならば数万円します。当局は中古ながら2本所有しており、まさに虎の子です。あと4本くらい欲しいのですが、高価で手が出ませんね。
このように、真空管アンプは、球を差し替えて遊べるので、なかなか楽しいです。